「国家品質獎」獲得
本学は国内で最も早く全面的品質管理TQMを導入した大学です。1992年、創立者張建邦博士がTQMを導入し、淡江管理モデルの機能的な運用をはじめ、教育、研究、社会貢献、学生カウンセリングの質を高めることに成功しました。本学のTQM実施の歩みは、導入期(1993年~1995年)、揺籃期(1995年~1998年)、成長期(1998年~2001年)、発展期(2001年~)の4段階に分けて捉えることができます。2006年からは、「淡江品質獎」を設け、学内各部署がTQMを積極的効果的に推進することを奨励しています。この他、質の重視を実際の行動で具体的に示すことで、また「淡江クオリティハウス」にモデル化して描かれている、淡江の使命、ビジョン、価値観、ストラテジー、ガバナンスの5項目の理念は、淡江に関わる者すべてが共有し参与することで、本学は永続的な発展を図ることができるのです。本学は、「国家品質獎」選定に過去3度挑戦しましたが、全学のスタッフが「改善の持続、更なる成長」をと全力で努力を続けてきた結果、ついに中華民国第19回国家品質獎を受賞することができたのです。大学を取り巻く今後の情況を展望し、本学は、「学習者の満足度を高めるべく、最新のコンピュータ管理システムを導入し、高等教育のTQMの模範となること」、「すべての管理システムを常に見直していくことで、TQMの模範であり続けること」、「常にコース設計の活性化を図ることで、学習者の多様な要求に対応していくこと」、また「卒業生の社会的リソースを有機的に生かし、企業に高く評価され、名実共に卓越した影響力を打ち立てていけるようにすること」にこれからも努力を重ねていきます。そして、本学の取り組みを参考にして各大学がTQMを推進し、それが高等教育の質の向上につながっていくことが、本学の更なる栄誉になるのです。
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